unakowa's diary

子どもの質問に全力で答えるブログ

募金以外で世界の困っている人を助ける方法は?

 

困っている人ってどんな人でしょうか?
逆に私たちも、どうなったら”困っている人”になるのでしょうか?

世界にはいろんな困っている人たちがいます。
食べ物がない人、住む場所がない人、病気が治らない人、友達が欲しくて困っている人もいるかもしれません。
この人たちは「普通の生活をするために必要なもの」が足りない状態にいます。
つまり逆に言えば、困っている人とというのは、生活するために必要なものが足りていない人だと言えます。
この人たちが生活するために必要なものを「資源」と言います。

資源にはいろんな種類があります。

1つ目は「物の資源」です。衣(着るもの)食(食べ物)住(家)などのことを言います。
2つ目は「人の資源」です。病気を治してくれるお医者さんや、勉強を教えてくれる先生、生活に必要なことを助けてくれる人のことを言います。

他にも、物の資源や人の資源に変えられるお金や、お金を生み出す仕組みのことを「経済的資源」と言う場合もあります。

困っている人を助けるには、この人たちに必要な資源をあげればいいのです。
つまり自分の持っている服や食べ物を送って助けてあげたり、病気の人を治してあげたり、お勉強を教えてあげたりすればいいのです。

でも、着る物や食べ物は、自分が持っているものをそのまま送ってあげても困っている人たちが役に立たないことがあります。サイズが合わなかったり、送る間に悪くなってしまったりするからです。
実際に行って何かをしてあげる場合も、上手に病気が治せなかったり、勉強の教え方が下手だったりすると、かえって迷惑がられたりします。

その点、お金は便利です。
お金さえあれば、必要なモノも変えるし、人に何かしてもらうことが出来るからです。

つまり、困っている人を助けるには、
① その人が必要なモノをあげるか、何かの手伝いをしてあげる
② その人が必要なものや手伝いを手に入れられるようお金をあげる

の2つになるわけですが、もう一つ
③困っている人たちにモノやお金を送ってあげる仕組みを作る
という方法もあります。

そういう活動をしている人たちはNPO非営利団体)や社会起業家(ソーシャルベンチャー)と呼ばれています。
例えばTableForTwoというNPOを作った人がいます。
TableForTwoというNPOは、誰かが食堂で野菜たっぷりのご飯を食べると、その人が払う食事代から1回あたり数十円分がアフリカの毎日ご飯を食べられない子どもたちの食事代に寄付されるという仕組みです。

ご飯を食べる人はお野菜たっぷりのご飯でダイエットできるし、食堂は野菜たっぷり寄付付メニューでお客さんをたくさん集められるから1食数十円ぐらい多く払っても困りません。

そういう仕組みを考えて始める、というのも困っている人を助ける方法の1つです。

助けたい人が自分に一番向いていると思うやり方で困っている人を助けるのが良いでしょう。